ナショナルズも興味、高まる元中日チェンの注目度 「FA市場ベストの価値」
MLB公式サイトが特集、左腕チェンの市場価値をレポート
MLBのフリーエージェント(FA)市場で元中日チェン・ウェイン投手の注目度が日に日に高まっている。MLB公式サイトは20日(日本時間21日)に「チェンはFA市場でベストの価値があるかもしれない」と題した記事を掲載。オリオールズからFAとなっている左腕の市場価値についてレポートしている。
記事では、チェンの代理人を務めるスコット・ボラス氏が、5年総額1億ドル(約121億円)規模の契約を模索していることを紹介。デビッド・プライス(レッドソックス)、ザック・グリンキー(ダイヤモンドバックス)、ジョニー・クエト(ジャイアンツ)といった大物投手が既に移籍先を決めた中、チェンなどの“市場2番手グループ”に視線が集まっている。
現状、チェンは4年5200万ドル~8000万ドル(約51億~97億円)規模の契約に落ち着くと予想されている。ただ、記事では、今オフに1億ドル規模の契約を結んだジョーダン・ジマーマン(タイガース)やジェフ・サマージャ(ジャイアンツ)と比較し、年齢や今季の成績でも遜色がないことを指摘。決して飛び抜けた能力があるわけではない左腕の凄みについて、ストライク先行かつ、無駄な四球を与えずに強打を許さないという総合力の高さを評価している。