全ルーキーが契約更改終了 今季大幅アップを勝ち取ったセパ新人トップ3は?

パ・リーグ上位3選手は…

【パ・リーグ】

○1位・有原航平(日本ハム1位)1500万円増→3000万円
18試合8勝6敗、防御率4.79

 2014年ドラフトで最多4球団の競合の末、日本ハム入り。今季は右肘の違和感から開幕は出遅れたが、5月15日のオリックス戦(札幌ドーム)でプロ初登板初勝利を挙げ、先発ローテ入りした。9月5日のオリックス戦では9回を4安打無失点で初完封勝利。契約更改での提示額に「想像以上でした」と振り返った。

○2位・中村奨吾(ロッテ1位)1000万円増→2500万円
111試合、打率.230、5本塁打、21打点、4盗塁

 開幕1軍を勝ち取ると、年間を通して1軍でプレー。三塁手で40試合、次いで二塁手として15試合に先発し、安定した守備を披露。攻撃でも21試合で1番に起用され、4月30日の西武戦ではプロ初本塁打を先頭打者でマークし、お立ち台にも上がった。同じ内野手のクルーズ、今江が抜ける来季はさらなる飛躍を見据えている。

○3位・西野真弘(オリックス7位)800万円増→1800万円
57試合、打率.304、3本塁打、22打点、9盗塁

 新人ながら4月下旬からレギュラーを獲得すると身長167センチと小さな体を躍動させ、広角に打ち分ける打撃でヒットを量産。7月まで好成績を収めて新人王候補にも挙げられた。しかし7月2日の日本ハム戦で空振りした際に右手を痛め、骨折。以降、出場することはできなかった。

 そのほか、セ・リーグではDeNAのドラフト2位・石田健大投手が12登板で2勝6敗ながら防御率2.89という成績で600万円アップの1800万円でサイン。また、パ・リーグでも甲子園V投手の西武ドラフト1位・高橋光成が8月に、リーグで1999年の松坂大輔(西武)以来となる月間4勝をマークするなど、8登板で5勝2敗、防御率3.07。500万円増の1800万円で更改している。

 2年目を迎える来季、選手たちはどんな活躍を見せてくれるのか。また、新たに入団してくるルーキーではどの選手が輝きを放つのか。2016年シーズンの戦いに注目したい。

※金額は推定。データはスタッツ・ジャパン提供。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY