MLB3000安打迫るイチロー、野球少年の前で決意表明 「来季大きな目標ある」
イチロー杯の閉会式に出席、「みんなの目がキラッキラしている。それがうれしい」
マーリンズのイチロー外野手が23日、愛知県西春日井郡豊山町の社会教育センターで「第20回イチロー杯争奪学童軟式野球」の閉会式に出席した。大会長として、毎年恒例のあいさつを行い、MLB通算3000安打達成に期待がかかる来季に向けて「大きな目標がある」と話した。
イチローは、200チームが出場した今年のイチロー杯で3位までに入ったチームの野球少年たちに「キラキラすること」の大切さを説いた。
スピーチではまず「毎年、ここにきて同じように感じることなんですけど、とにかくみんなの目がキラッキラしている。これが僕はとってもうれしいんですね。年齢を重ねていくと、ギラギラしてくるんですよ。キラキラっていう感じがどうも薄れていってしまってですね」と話し、場内の笑いを誘った。
さらに「実は、このキラキラしている表情とか空気はとても大切なことで、今みんなが感じているこの瞬間、ぜひ記憶しておいてほしいなと思います。大人になってから、なかなかそれを持っている人というのはいないんですね」と続け、「子供のうちは大人に憧れたりするんだけども、でも大人っていうのは、子供にとても憧れています。それは僕も同じ」と話した。
「みんなプロ野球選手を目指すと思うんだけども、もしプロ野球選手になれなくても、みんなが今大好きな野球を、草野球でもいいし、どんな形でもいいから自分が輝いていられる、好きでいられるものをみんな見つけているわけだから、ぜひどんな形であっても続けてほしいと思います」