阪神、全選手が契約更改終了 3年連続AクラスもV逸…オフの更改はどうなった?
藤浪は倍増、ベテラン福原も自己最高年俸に
プロ3年目のシーズンを迎えた藤浪晋太郎投手は今季28試合に登板し、14勝7敗、防御率2.40。5月20日の巨人戦ではプロ初の完封勝利をマークした。完封は計4試合、高卒1年目から3年連続で2桁勝利を挙げ、最多奪三振(221)にも輝いた。勝利数、投球回(199回)、勝率(.667)、奪三振、防御率ともにキャリアハイ。契約更改では大台の1億円を軽々と突破し、8500万円から倍増の1億7000万円で一発サインとなった。
一方で大減俸となったのが西岡剛内野手だ。オフに右肘手術を受けた影響もあり、50試合の出場に留まり、打率.262、2本塁打、14打点。開幕直後の負傷で24試合の出場に終わった昨季に続いて低調な結果となった。オフには野球協約が定める減額制限いっぱいの40%ダウンで更改している。
それ以外に増減が目立ったのはオンドルセク(ヤクルト)と並んでリーグトップタイの33ホールドをマークした福原忍投手。2年連続60試合以上に登板しているセットアッパーは6勝4敗、防御率3.02で2年連続最優秀中継ぎ投手に輝き、39歳を目前にして自己最高年俸となる1億5000万円を勝ち取った。また、高宮和也投手も呉昇桓、福原に続くチーム3位の52試合(自己最多)に登板。主に左のワンポイントとして、2勝0敗8ホールド、防御率3.03をマークし、倍増の3000万円でサインした。