阪神、全選手が契約更改終了 3年連続AクラスもV逸…オフの更改はどうなった?

メッセンジャーは1億円増の年俸3億円で残留

 野手では3年契約の最終年となった福留孝介外野手が5000万円増の2億円でサイン。今季は140試合に出場し、打率.281、20本塁打、76打点。ベストナイン、ゴールデングラブ賞にも輝いた。また、今季主に代打として打率2割7分4厘、3本塁打、13打点の成績を残した狩野恵輔外野手も156%アップの2300万円でサインしている。

 また外国人選手ではランディ・メッセンジャー投手が1億円アップの3億円で契約を延長。来日6年目の今季は29試合に登板して9勝12敗。最多勝(13勝)に輝いた昨季から勝ち星は減ったものの、防御率は3.20から2.97へと向上し、1億円アップで残留を決めた。

 そのほかの契約更改では、ともに複数年契約の鳥谷敬内野手は4億円、能見篤史投手は1億4000万円の現状維持。また、自己最多170回1/3を投げ、8勝10敗、防御率3.22だった岩田稔投手が800万円増の6800万円。ルーキーで56試合に出場し、将来の飛躍が期待される江越大賀外野手が600万円アップの1600万円で更改した。中継ぎとしてブレークの兆しを見せた歳内宏明投手は500万円アップの1600万円、2年目左腕・岩崎優投手も500万円増の2000万円とアップ査定となった。

 越年者を出すことなく、年内に全選手が契約更改を終えた阪神。10年連続V逸となった今季から果たして飛躍できるか。4シーズン指揮を執った和田豊監督が今季限りで退任し、金本知憲新監督のもと再スタートを切る。新シーズンの戦いに注目だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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