216安打の西武秋山に弱点はあったのか “特殊球”を持った投手が鍵に?
苦手とする大谷&武田の配球は?
「秋山は器用で、バットコントロールがいい。おそらく、方向を決めて打席に立っている可能性がある。インローに来ると、引っ張ろうと思うと引っ張れるんだけど、左方向を狙っているときに『どっちに打とう』と一瞬迷いが出る。そうすると、ヒットが出ない。方向の決め打ちなのかもしれないですね」
野口氏は、内角低めの低打率の要因をこう分析。広角に打ち分けられる技術を持つだけに、ボールが投じられるまでの心理状態が結果に出ている可能性もあると指摘した。
一方で、球種別の成績に関しては「偏りがないですよね」と見る。
「強いて言うならカットボールですが、2割5分ですしね。万遍なくさばけている。もう穴はほぼないですね」
さらに野口氏は、秋山が今季15打席以上対戦して最も打率が悪かった日本ハム・大谷(20打数3安打、打率.150)、ソフトバンク・武田(18打数4安打、打率.222)との対戦投手別のヒートマップを分析。「どちらも特徴的なピッチャーですね」と指摘した。