球界を席巻する“大阪桐蔭勢” 日ハム中田は弱点克服すれば3冠王も!?

「ストレートの捉え方はさすが」

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2015年 中田翔のヒートマップ

 昨年もスライダーやカーブに弱いという傾向が出ているが、チェンジアップには打率3割8厘、フォークには打率2割9分と好成績が出ている。ただ、いずれも真ん中周辺のゾーンで打率が高く、野口氏は「この辺の変化球はまっすぐのくくりでいいと思います。真っ直ぐのタイミングでフォークを打っている」と推測する。

「この感じを見ると、初球からラストボールまで頑なにストレートを待っていると思います。対応力はついてきていると思うので、何とか数字が出てきている部分もあるけど、基本的にはまだそこ(変化球嫌い)が抜け切れていないといったところでしょう」

 ただ、中田が相手球団にとって脅威なのは、ストレート系にはめっぽう強いことだ。ストレートのストライクゾーンは、いずれも高打率が並ぶ。今季は外角のカットボールも捉えていることが分かる。

 野口氏は「カットボールは真っ直ぐのタイミングで泳いだ感じでも打てるから、ストレートと同一球種と考えてもいい気がします。やっぱり、ストレートの捉え方はさすがですね」と感心し、中田がMLBに移籍すれば活躍する可能性を秘めていると指摘した。

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