米地元紙がド軍に前田獲得のススメ 日本人右腕を獲るべき3つの理由とは
ドジャースに残された選択肢は元中日チェンと前田? 地元紙は前田獲得のススメ
広島の前田健太投手(27)がメジャー移籍を目指す中、地元メディアがなぜドジャースが同投手を獲るべきなのか、その理由を報じている。ロサンゼルスタイムズ紙が「ケンタ・マエダはドジャースの先発ローテーションの苦難の部分的解決策となるか?」との見出しで伝えた。
ドジャースは先発陣にいまだ大きな穴を抱えている。左腕クレイトン・カーショーという絶対的エースは健在だが、FAとなったザック・グレインキー投手との再契約は実現せず、ダイヤモンドバックスへと移籍。岩隈久志投手とは一時、3年契約での合意が報じられたが、メディカルチェックで白紙となり、マリナーズ残留という結果になった。韓国人左腕の柳賢振投手は今年、左肩関節唇損傷のクリーニング手術を実施。また、今季ヤンキースからFAで加入したブランドン・マッカーシー投手もシーズン途中にトミー・ジョン手術を受け、長期離脱している。
今回の特集で、ドジャースに残された選択肢として挙げているのが前田と、オリオールズからFAとなった元中日の左腕チェン・ウェイン(30)だ。記事では「この2人の選択となれば、すぐに決着はつく」と指摘し、FA市場に残った最後の大物先発投手のチェンと前田を比較。前田を獲るべきとの主張を展開している。
両投手の獲得に必要な資金については同程度であると分析。前田は上限2000万ドルの譲渡金に加え、総年俸として6000万ドルか8000万ドル。一方、チェンは代理人のスコット・ボラス氏が総額1億ドルの契約を要求しているとしている。ただ、前田を選ぶ明確な理由が3点あるという。