米地元紙がド軍に前田獲得のススメ 日本人右腕を獲るべき3つの理由とは

前田は「ドジャースにとっては大変有用な存在」、獲得すべき理由とは…

 1点目は前田が右腕であることだ。現時点の先発ローテーションはカーショー、ブレット・アンダーソン投手、アレックス・ウッド投手と左腕が多く、手術を受けた柳も左腕。右のエース、グレインキーが去り、右腕マッカーシーが手術明けである状況から、ドジャースには右腕が必要としている。

 2点目は前田がチェンより年下であるということ。また3点目はチェンに対して、今季まで所属したオリオールズがクオリファイング・オファー(QO)を出していることを挙げている。QOを拒否しているチェンを獲得する球団は来年のドラフトの最上位指名権をオリオールズに供出する必要がある。

 記事ではチェン、前田両投手の成績も紹介。オリオールズの4年間で46勝32敗、防御率3・72、ここ2年間で27勝14敗、防御率3・44のチェンに対し、前田は今季15勝8敗で防御率2・09。2度目の沢村賞も受賞した。これを踏まえ、地元紙は「マエダはより不確実性が存在するが、彼の実績は有望そのもの」と日本人右腕を評価し、「彼はマサヒロ・タナカのようなエースタイプとみなされていないが、堅実なローテーションの3番手タイプの先発投手だ。ドジャースにとっては大変有用な存在だ」と分析している。

 地元紙がドジャースに獲得を“推す”前田。その去就は果たしてどう決着するのか。ドジャースか、それとも別の球団か。予断を許さない状況が続きそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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