米専門家はマエケンをどう見ているのか 光る制球力、求められる投球回
前田は「未知数」、野茂英雄、黒田博樹らに続けるか
渡米した日本人投手は使用球、マウンド、気候の違いや過酷な移動などに順応する必要があるが、番組内で指摘されたのは登板間隔の違いだ。
これまで長期間活躍できた日本人投手として野茂英雄や黒田博樹らの名前が挙げられる一方、多くの投手がメジャーの中4日の登板間隔に苦しんできた印象を持たれており、「日本の登板間隔はアメリカのカレッジのものとよく似ている。毎週月曜日は試合がないため、休養、休養、ブルペン、休養、ブルペン、休養、先発というルーティーンとなっている」との解説もなされた。
また、「(日本とは)対戦チームの打線が劇的に異なる。MLBのチームには6番以降の“下位打線”にも良い打者が揃っているので注意を払わなければならない」との指摘も。「マエダはローテーションの3番手以降のタイプだと言われているが、そんな彼が、現状、不透明なドジャースのローテーションにフィットするかどうかは未知数だ」との声も上がった。
広島では6年連続2桁勝利を挙げ、その内、4シーズンで200投球回以上を記録している前田だが、メジャーでも適応し、同様の活躍が見せられるか否か。ヤンキース入りした田中将大投手も1年目に右肘を痛めた影響もあり、2年連続で規定投球回に到達していない。メジャー球団との契約に至った末には、長期的にローテを守る活躍を期待したいところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count