男気フィーバーに世紀の誤審、マエケンの決断…広島の2015年10大ニュース

優勝候補に挙げられながらも4位に…カープの2015年を振り返る

 今季は69勝71敗3分けで4位に沈んだ広島。昨オフにヤンキースから黒田博樹、阪神から新井貴浩が復帰。開幕前はリーグ優勝も期待されていたが、3年連続のクライマックスシリーズ進出を逃した。

 オフにはエース・前田健太がメジャー挑戦を表明したが、現役引退を示唆していた黒田が現役続行を決断している。。Full-Count編集部ではそんな広島において、2015年、印象に残ったプレーや出来事などを厳選。ランキング形式で振り返った。

○10位 菊池、侍ジャパン落選

 菊池涼介は2年連続で全試合出場したものの、打率2割5分4厘、8本塁打、32打点といずれも2014年シーズンを下回る成績となった。3年連続でセ・リーグ二塁手部門のゴールデングラブ賞は受賞したが、11月の世界野球「プレミア12」の侍ジャパンメンバーからも外れた。二塁には今季トリプルスリーを達成したヤクルト・山田がいたこともあったが、侍ジャパンは13年に小久保監督が就任して以来、常連だっただけに驚きの落選となった。

○9位 赤ヘル打線、球団ワースト記録を更新

 9月19日の中日戦(ナゴヤドーム)で9安打にとどまり、25試合連続2桁安打なしの球団ワースト記録を更新。2リーグ分立後のセ・リーグ記録(1966年ヤクルト、26試合)に迫る貧打っぷりだった。2015年シーズンは総得点(506点)、本塁打(105本)ともにリーグ3位ながら、チーム打率2割4分6厘はリーグ5位。新井1軍打撃コーチが打撃不振の責任を取って退団した。

○8位 栗原、退団&楽天入り

 栗原健太は99年ドラフト3位で入団。06年から4年連続で20本塁打を放ち、ベストナイン1度、ゴールデン・グラブ賞3度を獲得したが、右肘痛の影響もあり、ここ2年間は1軍出場がなかった 。オフに今季の年俸3360万円から野球協約で定められた減額制限(1億円以下は25%まで)を超える提示を受け、自由契約を選択。楽天の秋季キャンプ中の入団テストで合格。山形出身の通算153発の大砲は地元・東北で復活を目指す。

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