中日の新外国人選手ビシエドは本物? ウッズ、ブランコに続けるか
ウッズ、ブランコ…強い中日の打線の中心には長距離砲がいた
今季までプレーしたルナも素晴らしい打者だった。打率をコンスタントに残し、首位打者争いをするなど優良外国人だった。ただ、やはり強いドラゴンズの打線の中心には長距離砲がいた。タイロン・ウッズ、そしてトニ・ブランコである。
ウッズは2005年に横浜から移籍。初年度は135試合に出場し、38本塁打。惜しくも優勝は逃したが、4番に座り、2位に貢献した。2006年には47本塁打、144打点で二冠王となり、リーグ優勝を果たした。
この年の中日は強かった。1番荒木、2番井端、3番福留と好打者が並び、4番にウッズで走者を返すというパターンで猛打をふるった。ウッズは2008年に退団するまでの4年間で38,47,35,35本と計155本塁打。順位は2位、1位、2位、3位とすべてAクラス。存在感があった。
ブランコはウッズに代わる大砲として加入。中日1年目の2009年に4番でフル出場。39本塁打、110打点の好成績で、2冠王を獲得した。在籍4年間では39本、32本、16本、24本で計111本塁打。ウッズほどの成績ではないものの、存在だけでも周りへのマークが分散される影響もあり、チームを上位に押し上げた。2位、1位、1位、2位と2度の優勝とAクラス入りを果たしている。
中日は同時にファン・ハイメ、ジョーダン・ノルベルトの2投手を獲得。外国人の力が頼りになる。中でも大砲の存在がAクラス入り、来季の強い中日復活のキーワードとなりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count