大物引退ラッシュ、歴史的記録、ドアラ手術…中日の2015年10大ニュース

3年連続Bクラス&世代交代、中日の2015年を振り返る

 中日は球団通算5000勝を達成したシーズンだったが、春先こそ3試合連続サヨナラ勝利など勢いに乗って上位争いに加わったものの、62勝77敗4分け。借金15の5位で、3年連続のBクラスでシーズンを終えた。

 オフには山本昌、和田、小笠原らベテランがユニホームを脱ぎ、谷繁選手兼任監督も専任となる来季は、球団創設80周年のメモリアルイヤー。選手の顔ぶれも大きく変わり、新たなスタートを切るシーズンとなりそうだ。Full-Count編集部ではそんな中日で今年印象に残ったプレーや出来事などを厳選。ランキング形式で振り返ってみたい。

◯10位 3D、大活躍

 ドミニカ共和国出身のエクトル・ルナ内野手、アンダーソン・エルナンデス内野手、新加入のリカルド・ナニータ外野手が、開幕16試合目までにそろってサヨナラ打をマークするなど、活躍。地元ファンの間でドミニカの「D」を取り、「3D」の愛称で親しまれた。来季は3年間在籍したリーダー格のルナが広島に移籍し、解散が決定。

〇9位 甲子園優勝投手がドラフト1位で入団

 近年、即戦力の大学生や社会人を指名する傾向の強かった中日だが、ドラフトでは県岐阜商高の高橋純平を指名。3球団競合の末にソフトバンクが指名権を獲得したが、外れ1位に東海大相模高で夏の甲子園を制覇した小笠原慎之介を指名した。中日が甲子園優勝投手を指名するのは74年の銚子商・土屋正勝以来。果敢な姿勢が光った。

〇8位 ドアラが手術

 人気マスコットもここ数年はケガに悩まされている。今季もシーズン中に左膝を痛め、オフに損傷した半月板の手術を受けた。ただ、本拠地で7回終了時に行う恒例のバック転の成功率は5割を超えたことで、食パン50グラム増の750グラムとアップ査定で契約を更改した。

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