柳田トリプルスリー、松坂手術、松中退団、圧巻V2…ホークスの2015年10大ニュース

助っ人大暴れ、和田5年ぶり復帰、松田は残留決断

○8位 ドラフトで3球団競合の末、高橋純平を獲得

 10月22日のドラフト会議。ソフトバンクは1巡目で、今ドラフト最大の目玉だった県岐阜商の高橋純平に入札。中日、日本ハムとの競合となったが、初のドラフトとなった工藤監督がくじ引きを引き当て、交渉権を獲得した。その高橋は契約金1億円、年俸1500万円プラス出来高の最高条件で入団。背番号は、工藤監督が現役時代に背負った「47」に決まった。また、今ドラフトでの指名は6人全員が高校生だった。

○7位 外国人が全員大当たりの大活躍

 2年連続の日本一には、こぞって活躍した外国人の働きが欠かせなかった。守護神のサファテは65試合に登板し、5勝1敗41セーブ9ホールド、防御率1.11と驚異の成績をマーク。シーズン中には43イニング連続奪三振の日本新記録をマークし、41セーブはパ・リーグ新記録だった。李大浩は打率2割8分2厘、31本塁打、98打点を記録し、日本シリーズではMVPを獲得。シーズン途中から先発ローテに加わったバンデンハークは、15試合に登板し、負けなしの9連勝を挙げ、スタンリッジは10勝7敗で2年連続2桁勝利をマーク。またバリオスは5月20日のオリックス戦で日本記録に並ぶ17試合連続ホールドを記録している。

○6位 李大浩と松田宣浩がメジャー挑戦表明→松田は残留決断

 日本シリーズ終了直後の11月3日に、李大浩が今季限りでフリーエージェントとなり、メジャー移籍を目指す意向を表明。2年契約が満了し、1年の延長オプションを李大浩サイドが放棄した。その6日後には、「プレミア12」に参加中だった松田宣浩が海外FA権を行使し、メジャー挑戦を表明した。李大浩に関しては、いまだ去就が不透明なままだが、松田は12月24日にソフトバンク残留を発表した。

○5位 カブスから和田毅が5年ぶりに復帰

 来季の新戦力として、MLBのカブスを戦力外となった和田毅の獲得を11月7日に発表した。圧倒的な選手層を誇る中、数少ない手薄なポイントだった先発左腕の補強に成功した。年俸4億円の3年契約を締結。同14日に会見を開き「(16勝した)11年のようにチームの柱になる。ホークスに恩返しをしないまま、野球人生を終わりたくないと思った」などと語った。

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