広島から200勝&2000安打? ホークスV3は? 2016年球界注目トピックス
セ監督は全員40代に、ホークスV3に死角は? 2016年の日本球界注目は?
いよいよ2016年。12球団の選手たちはそれぞれ自主トレの地へ旅立ったり、すでにトレーニングを開始したりと早くも開幕への準備を進めている。ヤクルトとソフトバンクの優勝で終わった昨年。山田哲人、柳田悠岐と2人もトリプルスリー(3割、30本塁打、30盗塁)達成者が現れ、秋山翔吾が日本記録のシーズン216安打を放つなど印象深い出来事が起きた。今年はどんなドラマが待ち受けているのか。2016年プロ野球の主な注目トピックスを追っていきたい。
○改革元年、新指揮官の1年目はどうなる? セ監督は全員40代に
巨人、阪神、DeNA、楽天、オリックスで監督が交代。中でも高橋由伸、金本知憲両監督が就任した巨人、阪神はどんなチーム作りをするのか。高橋監督は原政権をどのように受け継ぎ、開拓していくのか。阿部慎之助の起用法、V奪回のキーマンなど、その手腕に注目だ。金本監督も2005年から遠ざかっているリーグ優勝に向けて、抜本的な改革が求められる。中畑前監督から引き継いだ経験豊富なラミレス監督のDeNAも楽しみだ。高橋監督は40歳、金本監督は47歳、ラミレス監督は41歳と若く、セの監督は全員が40代となる。
○NPB復帰組の活躍は?
今年はソフトバンクに前カブスの和田毅、阪神に前高知ファインティングドッグスの藤川球児が復帰。ともに古巣のユニホームを再び着ることになった。和田は2011年オフに海外FA権を行使して、オリオールズと契約。しかし、トミージョン手術もあってメジャー登板を果たせずに2014年にカブスに移籍。同年にメジャー初勝利を挙げた。メジャーで通算5勝。昨年は松坂大輔の日本球界復帰もソフトバンクだった。同い年の2人は2016年シーズンに飛躍できるか。また、藤川は2012年以来の阪神復帰。12年オフに海外FA権を行使してカブスに移籍したが、和田同様にすぐに右肘を手術。カブス、レンジャーズと渡り通算で29登板。昨年は独立リーグでプレーし、今年はキャンプから下半身をしっかり作ってシーズンに挑む。
○西武、楽天の本拠地改修 よりよいスタジアムづくりでファン増へ
各球団とも球団経営に汗を流し、DeNAをはじめ、オリックスなども前年より本拠地の観客動員数はアップ。野球人気は高まっている。今年は西武が本拠地・西武ドームに日本プロ野球界初めて、野球専用人工芝(ミズノ社製・MS Craft Baseball Talf)を導入する。守備走塁時の負担軽減になるだけでなく、見た目も光の照り返しが軽減でき、見やすく観戦できるなどファンのことを考えた。楽天は楽天Koboスタジアム宮城を改修。フェアグラウンドの天然芝化、スコアボードの全面LED化、球場初の観覧車設置などボールパーク化を進める。東京ドームも新たなな年間シート「ダイヤモンドボックス」(1席180万円)「チャンピオンシート)(1席150万円)を設ける。売れ行きも上々となっている。