MLB公式サイト、イチロー殿堂入りは「議論の余地なし」、現役では3人が確実
日本で9年間プレーしたイチローがMLB3000安打なら「何よりも特筆すべきこと」
続く3位で確実視されているのが、イチロー(WAR=57)だ。寸評では「マリナーズから移籍後は平均以上の成績を残しているとは言いがたいが、2016年は3000安打達成が有力視されており、日本で9年間プレーしていた事を鑑みると、殿堂入りに際して何よりも特筆すべきことだ」としている。
この3人の後には「アレックス・ロドリゲス・ゾーン」が設けられている。4位となっているヤンキースのAロッド(WAR=114)に関しては、成績面だけを見れば資格取得1年目で殿堂入りを果たすはずだが、薬物問題などを考慮すると状況は不確かだと指摘。現時点で、メジャー歴代2位の2055打点、同4位の687本塁打、同8位の2002得点、同21位の3070安打など圧倒的な成績を誇るものの、近年は薬物使用について疑惑のあった人物ですら選出されていないだけに、殿堂入りは厳しそうだ。
その他、30歳以上の選手では、エイドリアン・ベルトレ内野手(レンジャーズ/WAR=75)やカルロス・ベルトラン外野手(ヤンキース/WAR=66)、30歳以下の選手では、フェリックス・ヘルナンデス投手(マリナーズ/WAR=47)やクレイトン・カーショー投手(ドジャース/WAR=47)などが、殿堂入りへの道を歩んでいると、記事では分析している。
イチローは昨季終了時点でメジャー通算2935安打を放ち、史上30人目となる3000安打まで65本と迫っている。この記事のように、もはや殿堂入りは確実との声が圧倒的で、スーパースターの中でも別格の存在とされる資格取得1年目(現役引退から5年)で選出されるかがポイントととも言われている。通算3000安打は、そのための条件の1つとも言われており、金字塔にいつ到達するかに注目が集まる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count