ド軍と合意の前田健太に「肘への懸念」? 米記者、最終局面“難航”伝える
すでに契約合意も正式発表ずれ込み? 「彼の肘への懸念からもう少し…」
ドジャースと広島・前田健太投手の正式契約が、肘に対する懸念からさらに数日かかる見込みだと米メディアが報じた。すでに契約合意に達していると伝えられているが、正式契約への最終局面で“難航”しているようだ。
ESPNのジェリー・クラスニック記者はツイッターで「関係者いわく、ドジャースとケンタ・マエダの契約は、彼の肘への懸念からもう少し時間がかかる見通しだ。明日か明後日には正式発表されると予想される」と伝えた。
広島からポスティングシステム(入札制度)でのメジャー移籍を目指す前田のドジャース入りは、すでに契約合意に達していると米複数メディアが報じている。8年総額2500万ドル(約30億円)と年俸総額を抑え、年間で最大1200万ドル(約14億4000万円)という大型のインセンティブ(出来高)が盛り込まれているとされており、特殊な契約形態が米国内でも大きな話題となっていた。
MLB移籍情報サイトの「MLBトレードルーマーズ」では、もし肘に対しての不安が確かであれば、非常に出来高の配分が大きい特殊な契約を結ぶ裏付けとなるだろう、と指摘している。
ドジャースは今オフ、マリナーズからFAとなっていた岩隈久志投手と3年総額4500万ドル(約54億円)で契約合意に達しながら、身体検査で問題が見つかったとして約2週間後に破談になり、正式契約に至らなかった。岩隈はその直後にマリナーズと再契約を結んでいる。
前田サイドとメジャー球団の交渉期限は米東部時間1月8日午後5時(日本時間9日午前7時)。あと3日残されているが、無事に正式契約となるだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count