グリフィー氏、満票逃すも史上最多得票で殿堂入り 「信じられない」
グリフィー、ピアザ両氏が殿堂入り果たす
全米野球記者協会(BBWAA)は6日(日本時間7日)、今年はケン・グリフィーJr.氏とマイク・ピアザ氏の2人が野球の殿堂入りすることを発表した。今季から殿堂入りの資格を得たグリフィー氏は初年度で、ピアザ氏は4年目での殿堂入りとなった。
殿堂選手は、BBWAAに10年以上連続で所属する記者が、有資格者となる元選手たちの中から、毎年最大10名までに投票する。全投票数の75パーセント以上の票数を獲得した元選手は、晴れて野球の殿堂があるニューヨーク州クーパーズタウンで功績を称えられることになる。
ここ3年ほどは、バリー・ボンズ氏やロジャー・クレメンス氏など、いわゆる「ステロイド時代」にプレーした選手たちの殿堂入りを認めるか否かが、大きな争点・話題となってきた。
ステロイド時代に達成された成績や功績に対する見解はさまざまで、12月末の投票締め切りを前に、投票権を持つ記者たちがそれぞれ持論を展開。「殿堂入りさせるべきではない」「殿堂入りを認めてもアスタリスク(*印)をつけるべきだ」「ステロイドを使っても活躍できなかった選手もいる。やはり才能がなければ成績は残せなかった」など、いろいろな視点を知ることができる。
だが、今年度の発表を前にして、最も大きな話題となっていたのは「グリフィー氏の史上初満票選出はあるか?」だった。