ド軍入団のマエケン、将来「右肘手術」要する可能性 MLB公式サイトが伝える
MLB公式サイト「リスク付きまとう」
ドジャース入団が決まった前田健太投手について、将来的に右肘手術が必要となる可能性をMLB公式サイトが伝えている。
早くも日本人右腕の健康面に注目が集まる事態となった。契約金100万ドル(約1億1750万円)、年俸300万ドル(約3億5250万円)の8年契約はインセンティブを含めると最大1億ドル規模(約117億5000万円)に達する見通し。地元メディアはオプトアウト(契約放棄権)やトレード拒否権も盛り込まれていないと伝えている。
インセンティブの割合が大きい契約内容に、MLB公式サイトは「ケンタ・マエダの珍しいドジャースとの8年契約は日本人右腕に関する多くの事柄を物語っている。彼には途方もないほどの伸び代もあるが、本当のリスクが付きまとう」と言及。7日(日本時間8日)の入団記者会見で前田自身が身体検査でイレギュラーな点があったことを公表したことを受け、「彼もクラブも詳細を語らなかったが、ある時点でトミー・ジョン手術(肘の靭帯再建手術)が必要になるという強い疑念が存在する」と伝えている。
メジャー全体のみならず、アメリカでは若年層などでも相次ぐ選手の肘の靭帯損傷が問題化している。日本人投手でもヤンキース田中将大投手がメジャー1年目の2014年7月に右肘靭帯部分断裂が発覚。保存治療を選択し、復帰を果たしたが、翌2015年シーズン開幕前にはレンジャーズのダルビッシュ有投手がトミー・ジョン手術を受けた。多くの実力者が肘にメスを入れる中、前田は入団時から手術の必要性を指摘される事態となった。