ロッテ契約更改終了、育成出身投手が1億円プレーヤーに…年俸増減トップ5
ロッテ契約更改増減トップ5を振り返る
ロッテの全選手が8日までに今オフの契約更改を終えた。最後となったのは40歳のベテラン福浦和也内野手。同日、4500万円の現状維持でサインした。今後は残り88本に迫った2000安打達成も期待される。
“日本一5年周期”の「ゴールデンイヤー」と期待された昨季はシーズン終盤で西武に競り勝ち、クライマックス・シリーズ(CS)に進出。ファーストステージで日本ハムを破ったが、ファイナルでソフトバンクに完敗した。それでも昨季最多勝(15勝)に輝いた涌井秀章が力投するなど見せ場を作ったロッテ。今オフの契約更改でどの選手が高評価を受けたのか。金額の増減が多い選手から振り返ってみたい。
投手で唯一個人タイトルに輝いた涌井は複数年契約の途中で現状維持の2億2000万円でサインしており、チーム一の増額となったのは西野勇士投手だ。昨季54試合に登板し、1勝2敗4ホールドで、リーグ3位の34セーブ、防御率1.83と安定感を誇った。オフには4000万円増の1億円でサイン。2008年ドラフトで育成5位指名から這い上がり、1億円プレーヤーの仲間入りを果たした。
2番目にアップ額が多かったのはプロ2年目の石川歩投手。昨季は27登板で12勝(12敗)を挙げ、防御率3.27。新人王を獲得した2013年に続いての2桁勝利で、3800万円増の7500万円で更改した。ただ、負け数も多く、3年目を迎える今季は黒星減も期待される。