ロッテ契約更改終了、育成出身投手が1億円プレーヤーに…年俸増減トップ5
清田、大谷らも大幅増、サブローは大減俸…
3番目のアップ査定となったのは清田育宏外野手。プロ6年目で初めて規定打席に達し、打率.317、15本塁打、67打点はいずれもキャリアハイ。38二塁打はリーグトップだった。オフにはベストナイン、ゴールデングラブ賞にも選出。3300万円アップの6000万円で更改した。また、中継ぎの大谷智久投手もリーグ2位の32ホールド(3勝1敗、防御率2.39)をマークし、3000万円増の8000万円でサインしている。
一方、大減俸となったのはサブロー外野手。36試合の出場にとどまり、打率.217、1本塁打、4打点。いずれも2000年以降、自己ワーストの数字となった。CS進出がかかった昨年10月4日の日本ハム戦では貴重な逆転タイムリーを放ったが、シーズンを通じてみれば、不本意な数字が並んだ。契約更改では1億3000万円から減額制限超えの6500万円減となり、6500万でサイン。また、唐川侑己投手はチームで2番目の減額となり、1200万円減の4800万円で更改。昨季は1軍で12登板にとどまり、5勝4敗。防御率6.32はキャリアワーストだった。
ここ数年で世代交代が進んでいるロッテ。高卒3年目となった田村龍弘捕手(1500万円増の2760万円)、2014年ドラ1の中村奨吾内野手(1000万円増の2500万円)らも1000万円以上のアップ査定を勝ち取っている。若手がさらに頭角を現し、スタンリッジら新戦力とともにチームを飛躍へと導けるか。2016年の戦いに注目だ。
以下がアップ、ダウン査定のトップ5。(※△はアップ、▼はダウン。金額は推定。データはスタッツ・ジャパン提供)
○アップ
西野勇士投手 1億円(△4000万円)
石川歩投手 7500万円(△3800万円)
清田育宏外野手 6000万円(△3300万円)
大谷智久投手 8000万円(△3000万円)
大嶺祐太投手 3640万円(△1820万円)
○ダウン
サブロー外野手 6500万円(▼6500万円)
唐川侑己投手 4800万円(▼1200万円)
大松尚逸内野手 2520万円(▼640万円)
根元俊一内野手 4400万円(▼600万円)
伊藤義弘投手 2400万円(▼600万円)
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count