「反則投球」物議の右腕が球史に残る投球!? MLB公式サイトが驚異の数字紹介
平均の体感球速はメジャーNO1の163.7キロ
奪三振は打者118人に対して半分近い58個。さらに被コンタクト率(バットに当てられる確率)は、2008年以降に30イニング以上投げた投手として最高の52.8%。この割合は最速171キロを誇るキューバ出身左腕アロルディス・チャップマンの56.4%(2014年)を引き離す数字だという。
また、Perceived Velocity(投球時のリリースポイントの違いを加味したうえでの球速)では、平均101.7マイル(約163.7キロ)を記録し、チャップマン(100.8マイル=約162.2キロ)よりも体感速度で勝る唯一の投手だとしている。
さらに昨季記録したFIP(運や守備力の影響を排除した投手の純粋な能力を測る指標)でも1.10で、1901年以降に30イニング以上を投じた投手の中で歴代5位だったという。
1年前にはまったく注目されていなかったキャップスだが、昨季残した成績は今後、同投手が圧倒的な存在へと成長していくことの裏付けになるかもしれない。若手投手を多く抱えるマーリンズにおいて、今季のキーマンとなることは間違いないだろう。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count