年俸調停申請、田澤純一の価値は? 地元紙は「3年21億円の契約も妥当」

今オフはブルペン2投手を補強、Rソックスは「大金を投じてまで田澤を引き止めない」!?

 それでも、シーズンを通しても見れば、田澤が残してきた実績は確かなものだ。記事では「過去4年間に残してきた数値は感銘的でもある。234イニングで237奪三振を奪い、防御率は3.00となっている」と称賛。近年で田澤に近い成績を残しているリリーバーのセルジオ・ロモ(32歳)はジャイアンツと2年1500万ドル(約18億円)、ルーク・グレガーソン(31歳)はアストロズと3年1850万ドル(約22億円)で、それぞれ2015シーズン前に契約延長したことを紹介している。

 レッドソックスは今オフ、絶対的守護神のクレイグ・キンブレル、セットアッパー候補のカーソン・スミス(マリナーズからトレードで移籍)を獲得。同紙は、スミスが向こう3年間はセットアッパーを務めることが確実視されているとして「レッドソックスは大金を投じてまで田澤を引き止めることはしないだろう」との見通しを示す。一方で、「レッドソックスには田澤がFA市場に出る前に先立って契約延長を結べるという利点があることも事実だ」とも指摘する。

「シーズン終了時に田澤の価値はまた変わってくるかもしれないが、3年1800万ドル(約21億2000万円)規模の契約も妥当と言えるかもしれない」

 特集では、田澤の「価値」について、こう締めくくっている。今オフ、レッドソックスとどのような契約を結ぶのか、注目が集まる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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