MLB移籍の呉昇桓、速球は通用する? 米データサイトが「石直球」を紹介

呉昇桓の直球は「ロック・ファストボール(石直球)」

 それでも、メジャーで通用するとは限らないという。記事では、呉昇桓が2015年にほぼ1イニングで1三振(69回1/3で66K)を奪っていたと言及し、MLBならば9回につき6奪三振になるとする分析結果を提示。セットアッパーとしては、やや厳しい数字だ。

 ただ、続けて「我々がまだ取り上げていないものの一つ」として、呉昇桓の直球が選手から「ロック・ファストボール(石直球)」と呼ばれていることを紹介。9回で6奪三振というデータに、この「ロック・ファストボール」の要素は含まれていないとしている。「石直球」の威力は、データでは計れないというわけだ。

 地区優勝の常連であるメジャー屈指の強豪球団で、クローザーのローゼンタールにつなぐ役割をこなすことができるのか。呉昇桓が活躍するために鍵を握るのは、「石直球」になるかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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