パの台湾進出加速 新契約で年260試合放送、台湾出身選手も増…高まる注目

パ&PLMがFOXスポーツ台湾と新たに3年契約、年間放映160試合→260試合へ

 パ・リーグの目指す「海外進出」が、台湾でますます加速していきそうな施策が発表された。

 パ・リーグ6球団とパシフィックリーグマーケティング(PLM)は、FOXスポーツ台湾と2016年から3年間に渡る放映権契約を締結したことを発表。台湾メディアも多数訪れるなど注目度の高さを見せる中、14日に台北市内にて共同記者会見を行った。

 会見には、埼玉西武のC.C.Lee(李振昌)、郭俊麟、そして千葉ロッテのチェン・グァンユウの3選手が参加。さらにマスコットキャラクターとして埼玉西武のレオと、北海道日本ハムのB☆Bも駆けつけ、パ・リーグ、FOXのプロモーション動画、先日ダンスフェスティバルに参加した各チームのチアリーディング・ダンスチーム、ダンス&ボーカルユニットなどのからのメッセージなど、さまざまなVTRや演出が華々しい会見を彩った。

 FOXスポーツ台湾では昨年まで、パ・リーグの試合を年間160試合放送していたが、今回の新たな契約により、2016年シーズンからは年間260試合へと一気に増加。1週間あたりでは7試合から10試合以上となり、これまで以上に台湾の日本プロ野球ファンへアプローチが可能となる。

 PLM・村山良雄代表取締役は会見の中で、「日本のプロ野球が発展してきたのも、王貞治・福岡ソフトバンク会長、郭泰源さん(元西武)ら台湾出身の方々が基礎を築いてきたから」と語り、「現在では陽岱鋼選手(北海道日本ハム)、チェン・グァンユウ投手、郭俊麟投手らが活躍していて、ここにC.C.Lee投手も加わります」と、台湾出身選手たちの日本球界でのさらなる活躍を期待した。

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