パの台湾進出加速 新契約で年260試合放送、台湾出身選手も増…高まる注目
台湾出身選手も7選手へ増加、郭俊麟も意欲「家族や友達が台湾で見られるのはうれしい」
これに郭俊麟も「FOXとパ・リーグの契約が3年に増えたので、自分も今年から投球イニングを増やしたい。(自分の活躍を)自分の家族や友達が台湾で見られるのはうれしい」と意気込みを語っていた。
パ・リーグは今年から、台湾出身選手数が増加。「台湾の英雄」として扱われる日本ハム・陽岱鋼を筆頭に、楽天・宋家豪(育成選手)、西武・C.C.Lee、郭俊麟、呉念庭(ドラフト7巡目指名)、千葉ロッテ・チェン・グァンユウ、そして福岡ソフトバンク・李杜軒(今年から育成契約)と、7選手がパ・リーグ5球団に所属することとなり、台湾の野球ファンからの注目は、今まで以上に高まることが予想されている。
村山代表取締役社長はさらに、「台湾ではFOXスポーツ台湾で日本のプロ野球・パ・リーグを楽しんでいただき、日本にお越しの際は実際に球場へ足を運んでいただき、日本の文化にも触れていただければ」と、視聴でパ・リーグに興味を持ったファンの来日と球場へ来場を期待している。
台湾から日本を訪れる観光客は、2015年実績(1~11月)で年間300万人超とされる。視聴でパ・リーグに興味を持ったファンの来日と球場への来場は、日本プロ野球の市場拡大にもつながっていくだけに、さまざまな施策で海外進出を目指すパ・リーグの次なる一手に注目していきたい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count