キャンプ1軍をつかんだG即戦力新人たち それぞれに待ち受けるライバルは?

スピードに定評ある重信、ライバルとなるのは松本、橋本、立岡…

 重信は右投左打の外野手で、とにかく足が速いのが売り。「目標は開幕1軍です。全力でぶつかっていきたい。走塁だけでなく、守備でも足を生かしていきたい」と話す。しぶとい打撃と広い守備範囲でファンを沸かせる選手へと成長することが期待される。

 重信のライバルになるのが、松本哲也と橋本到、立岡宗一郎といった俊足巧打の外野手たちだろう。行く末は、代走屋としての地位を確立した鈴木尚広の後継者としての期待が高まっているが、まだまだレギュラー争いをしていく年代だ。

 走る速さは折り紙つき。ただ、走塁力はスピードだけではない。投手との間合い、研究、クセの盗み方、一気にトップスピードに持ってくる技術、スライディングなどまだまだやるべきことはある。憧れの存在と公言する鈴木のそばにいられるよう1軍に帯同し続ければ、進化のスピードは速いだろう。

 また、中川の売りはクロスファイヤー。ドラフト7位と順位は低いが、桜井、重信と同じく東海大では全国大会の明治神宮大会に出場。140キロ後半のストレートや大きなカーブ、スライダーを武器とし、関係者によると「まだまだ伸びる投手」と潜在能力も高い評価を受けている。

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