キャンプ1軍をつかんだG即戦力新人たち　それぞれに待ち受けるライバルは？

中川は先発か中継ぎか…

　先発としても中継ぎとしても順応性は高そうで、キャンプ、オープン戦の出来、その時のチーム事情によって配置は変わってきそうだ。巨人は昨年まで計算にできていた内海哲也、杉内俊哉の活躍が今年は未知数。ポレダ、田口に次ぐ数少ない先発左腕としても期待がかかる。

　一方で中継ぎとなった場合は山口鉄也、戸根千明、高木京介と安定した力を発揮できる左投手が揃っており、厳しい戦いが予想される。とはいえ、新人投手の立場からすれば、任されたポジションに全力を注いで、出番をつかんでいくしかない。

　3人だけでなく、ドラフト4位の右投左打、強肩強打で阿部慎之助に憧れる宇佐見真吾捕手（城西国際大）、堅実な守備が売りの5位・山本泰寛内野手、（慶応大）、捕手で勝負する8位の松崎啄也選手（日本製紙石巻）も実力はある。

　3位の與那原大剛投手（普天間）、6位の巽大介投手（岩倉）の高卒新人も体が大きく、力のあるボールを投げるため将来性十分。高橋由伸新監督のもと、新たな船出となるチームは若手の底上げから強化していく。

【了】

フルカウント編集部●文　text by Full-Count