38歳ベテランが育成で再出発…第1回WBC制覇から10年、優勝メンバーの今
谷繁、相川、岩村、小笠原、松中、西岡、今江、宮本…
○谷繁元信(中日)引退
2014年から中日で選手兼任監督に就任。昨季はプロ野球記録の3021試合出場を達成し、現役を引退した。通算2108安打、打率.240、229本塁打、1040打点。今季からは監督業に専念する。
○相川亮二(横浜)
2008年にFAでヤクルトへ移籍。2015年には巨人へ移籍した。しかし加入1年目は右太もも裏の肉離れ、左手首骨折などに苦しみ、出場40試合に。オフに500万円ダウンの5500万円で更改した。
○岩村明憲(ヤクルト)
WBC制覇を達成したシーズンのオフにポスティングでデビルレイズ(現レイズ)へ移籍。米国で4シーズンプレー後に楽天、ヤクルトと移籍し、2015年からBCリーグ福島の選手兼監督に就任。昨年11月には球団代表も兼任することが発表された。
○小笠原道大(日本ハム)引退
WBC優勝に貢献したシーズンオフにFAで巨人へ。2014年には中日へと移籍し、昨季限りで引退した。通算1992試合で2120安打、打率.310、378本塁打、1169打点、63盗塁。引退後は中日2軍監督就任が決まった。
○松中信彦(ソフトバンク)
大会を通じて打撃を支え、優勝に貢献。その後もホークス一筋でプレーしたが、昨季は9試合の出場にとどまり、9月に他球団での現役続行を視野に入れて退団を発表。自由契約となった。42歳は現時点で新たな所属先は決まっていない。
○西岡剛(ロッテ)
2010年オフにポスティングでツインズへ移籍。12年オフに阪神へと移籍した。昨季は負傷に苦しみ、50試合の出場で打率.262、2本塁打、14打点、1盗塁。オフの契約更改では7200万円減の1億800万円でサインした。
○今江敏晃(ロッテ)
昨季までロッテ一筋でプレーし、ゴールデングラブ賞4回、ベストナイン1回、日本シリーズMVP2回など数々の栄冠を手にしたが、オフにFA権の行使を決断。楽天へと移籍した。
○宮本慎也(ヤクルト)引退
大会では井口資仁の辞退に伴い、追加選出。最後までヤクルトでプレーし、2013年限りで引退した。通算2162試合で2133安打、打率.282、62本塁打、578打点。現在は解説者などを務めている。