昨夏の高校日本代表も 法大に黄金期再来なるか、切り札は「元日の丸戦士」?
歴代最多だった優勝回数も早大に抜かれ…黄金期再来の切り札として期待される選手は?
東京六大学野球の法大が16日に創部100周年祝賀会を開催。元阪神・田淵幸一氏、元巨人・江川卓氏、元日本ハム・稲葉篤紀氏ら錚々たるOBをはじめ約1100人が集結し、名門の伝統の力を感じさせた。
そんな法大は6シーズン連続でリーグ優勝から遠ざかり、歴代最多を誇ってきた優勝回数44度も、昨年、早大が春秋連覇で45度まで伸ばし、抜かれた。ただ、「低迷」という言葉も使われるようになった現状は、決して実力がないわけではなく、将来有望な原石がそろっている。
100周年を迎え、黄金期再来の切り札として、OBたちが特に期待しているのが、かつての日本代表選手たち。名門復活を託された「元日の丸戦士」を取り上げたい。
筆頭となるのが、エースを担う森田駿哉投手(新2年=富山商)だ。1年生だった昨春のリーグ開幕戦・慶大戦で初登板初先発して6回10奪三振の衝撃デビュー。07年の早大・斎藤(現日本ハム)以来、史上3人目となる1年生開幕戦勝利という偉業を果たした。
富山商時代は3年夏の甲子園で16強入り。高校日本代表に選ばれ、岡本和真(現巨人)、浅間大基(現日本ハム)などと共に、高橋光成(現西武)との2本柱で18Uアジア選手権準優勝に導いた。ドラフト上位候補と騒がれたが「自分の実力では、まだプロで通用しない」と考え、神宮の舞台に進むことを決めた。