ダルビッシュ弟の賭博問題が米国内でも波紋 ダル本人は否定「関わってない」
複数メディアが報じる、ダルビッシュ本人は関与否定
レンジャーズのダルビッシュ有投手の弟が野球賭博の容疑で逮捕、起訴された件に関して、米国内で波紋が広がっている。複数メディアが報じている。
ニューヨーク・ポスト紙は「ユウ・ダルビッシュはブッキー・ブラザー(賭博の弟)に関してMLBから調査を受ける」との見出しで特集。弟のダルビッシュ翔容疑者が昨年10月に野球賭博の開帳図利(とり)の容疑で逮捕されたことを受け、MLBの広報担当がダルビッシュに対する調査を行ったことを認めたと伝えている。
また記事ではメジャー最多安打を誇るピート・ローズ氏も野球賭博で永久追放となっている経緯を紹介。パイレーツ左腕ジェフ・ロック投手、マーリンズの右腕ジャレッド・コサート投手も近年賭博容疑で捜査の対象になっていたことも報じおり、スポーツ賭博に対するMLBの厳しい姿勢をクローズアップしている。
地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」も「MLBがユウ・ダルビッシュの弟に対する賭博の調査中。レンジャーズの投手は声明を発表」との見出しで特集。MLB広報担当のマイケル・ティーバン氏は「我々は現在の状況に留意し、我々の手続きにのっとって調査している」とメールで声明を発表したという。地元テレビ局「FOXスポーツ」、「CBSスポーツ」電子版もトップ級の扱いで伝えている。
一方、ダルビッシュは代理人である「ワッサーマン・メディア・グループ」から声明を発表。「賭博容疑には一切関わっていないし、関わったこともない。メジャーリーグベースボールが調査する義務があると理解する一方で、この件に関して私の一切の関与していないことが明らかになると確信しています」とコメントしている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count