ソフトボール出身の日ハム大嶋、5年目にかける思い「僕は常に前へ進む」

ソフトボールは原点、「やってきたことは無駄じゃない」

――このオフは千葉・鎌ケ谷市の球団施設で自主トレしている。

「筋力トレーニングも強度を上がってきています。食事も増やしています。1日3食ですけど、シーズン中よりも1回の食べる量を増やしています」

――早大ソフトボール部から11年ドラフト7位で日本ハム入り。昨年11月の契約更改では「ソフトボールから来たとか、もう関係ない。1人のプロ野球選手として勝負したい」と言っていた。

「自分の場合はソフトボールをやっていたからプロ野球選手になれている。『あの時、野球をやっておけば』とは一切思ったこともないです」

――進学した新島学園中学校に野球部がなかったためソフトボール部に入部。仮にもう1度野球を出来る環境にあったら。

「仮に野球部に入っていたら、上下関係が嫌になって辞めていたかもしれないです。野球部は上下関係が厳しいイメージを持ってまして……。ちょっと自分には合ってなかったと思います。ソフトボールは自分のルーツ。そこは何とも思ったことはありません。(ソフトボール出身と)周りが言っているだけで、これも自分の人生と思っています」

――ソフトボールをやってきたことに後悔はない。

「ソフトボールをやってきたことは無駄じゃないですし、周りから『ソフトボールをやっていたから(打てない)』とか言われたくないですよね。なんか悔しいです。僕も10年間ソフトボールをやってきたので。今はプロ野球選手。今年はとにかくいい1年と振り返ることが出来るように、とにかく頑張ります」

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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