今年はオコエも…高卒ルーキーの1軍キャンプスタートはスターへの登竜門？

キャンプ2軍スタートから飛躍した選手も、選手によって異なる育成プラン

　かつてはPL学園から鳴り物入りで西武に入団した清原和博氏、星稜から入団した松井秀喜氏も1軍スタートだった。横浜高から西武に入った松坂大輔投手ももちろん、大フィーバーの中、1軍スタートとなり、開幕ローテーションをつかんだ。田中将大投手や阪神の藤浪晋太郎投手も同様。スター選手の登竜門でもある。

　キャンプから注目されることで精神的にも強くなり、自然体でいられるようになるメリットもある。

　ただ、キャンプ2軍スタートなったルーキーでも好結果を残した選手は数多くいる。最近では、飛ばしすぎや体ができていないことを理由に、高卒新人が2軍スタートになることが多い。特に日本ハムはダルビッシュ投手、大谷翔平投手と能力の高い選手でも、これまでのケガや育成面を考慮して2軍キャンプからスタートさせており、選手たちもそこから飛躍の道を歩んでいる。

　キャンプスタートが1軍なのか2軍なのかは、あくまでも球団、首脳陣がどう育成するかの判断。ルーキーたちが最もパフォーマンスを発揮するためにどういうステージを用意するのがいいか。球団の新人育成プランはすでに始まっている。

【了】

フルカウント編集部●文　text by Full-Count