阪神、春季キャンプの注目は正捕手争い ルーキーにもチャンスありか?
大本命は梅野も、1軍スタートのルーキー坂本にもチャンスありか
最多出場のベテラン・藤井が現役を引退しただけに若手にとってはチャンスが訪れた形だ。味のあるリードが売りの鶴岡、打撃が魅力の梅野、そしてドラフト2位のルーキー・坂本(明大)らが虎視眈々と正捕手の座を狙っている。
大本命はやはり梅野だろう。ルーキーイヤーの2014年にも92試合に出場するなど首脳陣からの期待も大きい。課題となっている配球面が改善されれば今後、阪神を背負っていく存在になれるはずだ。
ここに割って入るのはベテランの鶴岡、そして新人唯一のキャンプ1軍スタートとなった坂本。ルーキーは打撃に課題は残るが、明大時代は2年から大学日本大表に選出されるなど実績、経験は十分。高校、大学と主将を務め、臆することなく物事を言える性格はプロでも必ず生きてくるはずだ。
金本新監督は正捕手のノルマについて「100試合以上任せられるキャッチャー」と公言している。2016年、金本新体制のスタートを飾るのは一体誰になるのか注目したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count