オールプロかプロアマ混合か どうなる? 2020年東京五輪の野球日本代表

東京五輪で競技復活が見込まれる野球、チーム構成はどうなるべきか

 昨年、侍ジャパンは12の国と地域で争われた国際大会、世界野球「プレミア12」で準決勝で韓国に敗れ、3位となった。2017年に行われる第4回のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で勝つための大きな材料となった。

 日本代表は2013年から各カテゴリー別に侍ジャパンを常設化。同じ「JAPAN」のユニホームを来て、世界を戦うチーム作りが進められている。12U(12歳以下)、15U、18U、大学代表、21U、そしてトップチーム。マドンナジャパンこと野球女子日本代表も強化されている。日本が国際大会で勝つための組織化は、未来を明るく照らす。

 12Uでは巨人、横浜、米独立リーグなどでプレー経験のある仁志敏久氏が監督を務めた。15Uは元巨人投手で侍トップチームのテクニカルディレクターの鹿取義隆氏や吉村禎章氏、18Uは大阪桐蔭の西谷浩一監督ら高校球界の名将、21Uは一昨年のW杯では阪神の平田勝男氏が監督を務めるなど、NPBや各世代の野球連盟が協力し合って、コーチ、選手の人選が進められている。

 代表が常設化された2013年の第3回WBCでは、日本は山本浩二監督のもと準決勝敗退。昨年の「プレミア12」でも小久保裕紀監督のもとで準決勝の壁を越えられなかったが、世界大会はまだまだ続く。今年の強化試合を経て、17年のWBCへステップアップを目指していく。次のWBCが終われば、当然、2020年で復活が見込まれている野球の日本代表チーム作りへと動いていく。

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