オールプロかプロアマ混合か どうなる? 2020年東京五輪の野球日本代表

オールプロかプロアマ混合か、どちらにもメリット、デメリットが

 そこで議論になってくるのが、オールプロかプロアマ混合かという点である。国の威信をかけてプロでいくべきか、WBCとの差別化を図ることや未来の野球界のためにアマチュア球界に間口を広げるのか、重要なポイントとなる。

 どちらにもメリット、デメリットはある。韓国や台湾のアジア諸国がプロをそろえ、アメリカがマイナーリーガーを出してきても、日本もオールプロでいかなくては厳しい戦いになるだろう。金メダル獲得を目指していくのであれば、最強チームの結成が求められる。

 一方で、アマチュア選手にとっては貴重な国際大会に出られるチャンス。最近ではアマチュア世代の選手達が日の丸の経験を生かし、プロの舞台で活躍する印象が強い。

 2013年のU18日本代表(第26回18U野球ワールドカップ)では松井裕樹(桐光学園―楽天)、田口麗斗(広島新庄―巨人)、髙橋光成(前橋育英―西武)、安楽智大(済美―楽天)、森友哉(大阪桐蔭―西武)ら、翌年のU18日本代表(18Uアジア選手権)では、岡本和真(智弁学園―巨人)、浅間大基(横浜高―日本ハム)らがJAPANのユニホームを着て戦った。

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