スライダーの使い手No.1は? 2015年データから見る“切れ味”ランキング
2位はカーブが代名詞の右腕、制球力抜群の左腕もランクイン
2位はソフトバンクの武田翔太で「17.1%」。150キロに迫るストレートと、高速で縦に落ちる「パワーカーブ」の印象が強い右腕だが、第3の変化球であるスライダーも12球団トップクラスの成績を収めていた。変化球別の被打率を見ても.147と、自身の持ち球の中で最も低い数値を記録している。昨年13勝(6敗)を挙げ、飛躍を遂げた右腕の隠れたウイニングショットとなっている。
3位は広島のジョンソンで「16.7%」。右打者の内角、左打者の外角にコントロールミスなく投げ込む制球力が際立った同投手も、スライダーの被打率は.181と低かった。4位は阪神・能見篤史で「15.2%」、5位は楽天・戸村で「14.7%」と続いた。
先発投手のスライダー空振り奪取率ランキングは以下の通り。
【スライダーの空振り率ベスト5(先発編)】
○前田健太(広島)
投球数:1214
空振り率:17.7%
ストライク率:71.2%
コーナー率:6.3%
○武田翔太(ソフトバンク)
投球数:560
空振り率:17.1%
ストライク率:64.6%
コーナー率:7.0%
○クリス・ジョンソン(広島)
投球数:856
空振り率:16.7%
ストライク率:70.2%
コーナー率:6.9%
○能見篤史(阪神)
投球数:513
空振り率:15.2%
ストライク率:69.2%
コーナー率:6.2%
○戸村健次(楽天)
投球数:599
空振り率:14.7%
ストライク率:66.1%
コーナー率:6.3%