ラミレスDeNA浮沈のカギ 幕開ける正捕手争い、最有力候補は?

最有力候補に挙げられた高城、期待大きいルーキー戸柱

 その筆頭はプロ5年目の高城俊人だ。1月17日に新潟市内で行われたラミレス監督のトークショーで最有力候補として名前が挙がった。

 昨秋の奄美キャンプでは野手陣のMVPに選ばれるなど、課題のスローイングが向上。配球面でもきめ細かなラミレス流の教えを吸収していったという。ラミレス監督は捕手2人体制を敷くことを明言しており、2014年シーズンの多くが途中出場だった経験も有利に働いていくだろう。

 プロ11年目を迎える黒羽根利規も負けられない。昨季は定位置取りが期待されながらも前年の109試合から大きく減らす63試合にとどまった。先発マスクも42試合に終わり、バットでも打率1割7分8厘と低迷。メンタル面での浮き沈みが激しい分、打撃の不調が守備面に影響を及ぼした。

 ただ、2014年はセ・リーグ盗塁阻止率トップの3割9分5率をマーク。現役時代をともにしたラミレス監督から配球面のアドバイスを受けていた時期もあり、指揮官の方針をすんなり受け入れられる土壌は持っている。

 ルーキーの戸柱恭孝(NTT西日本)の存在も面白い。

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