DeNA、宜野湾キャンプでの課題は? 強化すべき3つのエリアとは
逆襲の2016年とするために…
DeNAの春季キャンプ地が1日、沖縄・宜野湾でスタートした。昨季は前半戦を首位ターンしながら、最終的に最下位と大失速。逆襲の2016年とするために、このキャンプで取り組むべき課題は何なのか。考察すると、強化すべき3つのエリアが見えてきた。
それは、センターラインだ。
第一に先発陣。昨季、新人ながら37セーブを挙げた守護神・山崎康を筆頭とした救援陣とは対照的に、チームトップの久保康が8勝どまりと先発陣が振るわなかった。
まずは安定して試合を作る6人のスターター陣の構築が求められる。今季はすでにラミレス監督が昨季3勝の山口を開幕投手に指名。その山口を含め、指揮官は井納、久保康、モスコーソ、石田、砂田、三嶋、今永、熊原と9人を開幕ローテーション候補に挙げている(コーチ兼任のベテラン・三浦はスロー調整で5月頃をメドに起用する見込み)。
実績では久保康、井納が山口に次ぐ存在としてローテ入りが有力。残る3枚を昨季終盤に台頭した2年目の石田、3年目の砂田らが争う構図になるだろう。
そこに刺激を与える存在となりそうなのが、ドラフト1位の左腕・今永、同2位の右腕・熊原だ。ともに大卒の即戦力ルーキー。新人王候補の呼び声高い2人がブルペンからアピールすれば、投手陣の活性化にもつながる。このコンビがキーマンになるはずだ。