中日・吉見、完全復活へ強い決意 「若い投手が多いので背中で示したい」

2013年6月に手術以降、「今日まで満足な投球ができず悔しい思い」

 中日の吉見一起投手が新シーズンでの完全復活へ強い決意を見せている。

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吉見一起のこれまでの成績

 31歳右腕は2009年に初の最多勝、11年にも最多勝、最優秀防御率などに輝いたが、その後は故障の影響もあり、徐々に失速。右肘内側側副靱帯の再建手術を受けた2013年6月以降は未勝利が続いた。昨季は4月1日の巨人戦で2シーズンぶりに勝利を挙げたものの、8試合の登板にとどまり、オフの契約更改では10%ダウンの8900万円でサイン。迎えた今年の春季キャンプは2軍スタートとなった。

 そのキャンプインのタイミングで吉見はブログを更新。「2012年に肘を痛め、2013年6月にオペ、そこから今日まで満足な投球ができず悔しい思いをしていますが、今年こその意気込みで頑張りたいと思います」と決意を綴り、復活に向けて強い意気込みを示した。

 昨季、山本昌をはじめ、和田、小笠原、朝倉ら名手が続々と引退を表明。谷繁監督も現役を退き、監督業に専念することになった。チームの柱が抜けた新シーズンに向け、吉見は「お願いして二軍スタートにしてもらい調整は任せられているので自覚と覚悟と若い投手が多いので背中で示したいと思います」。かつて中日を牽引したエースは再びチームを支える活躍を見せられるか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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