日本人選手の年俸はどう変動? 1億円以上増は7人、パ増額トップ3はSB独占
1億円以上アップは両リーグで7選手
同2位は中日の岩瀬仁紀投手で2億5000万円ダウン。5000万円で更改した。昨季は負傷に苦しみ、プロ17年目で初めて1軍登板なしに。史上3番目の減俸となった。同3位は巨人の阿部慎之助内野手で1億8400万円ダウンの3億2600万円でサイン。昨季は内野手登録となったが、チームの危機で捕手も兼務。しかし、故障などもあり、打率.242、15本塁打、47打点と不本意な成績に終わった。
また、パで最もダウン額が大きかったのはオリックスの糸井嘉男外野手と日本ハムの武田勝投手で7000万円減。糸井は通算1000安打、100本塁打を達成したものの、右肘、右足の故障などにも苦しみ、打率.262、17本塁打、68打点。2億8000万円でサインした。また、武田は9登板にとどまり、3勝2敗、防御率5・84。1億1000万円から大幅ダウンとなり、4000万円で更改した。
同3位はロッテのサブロー外野手で6500万円ダウンの6500万円でサイン。プロ21年目の昨季は開幕から打撃不振に苦しみ、わずか36試合の出場で打率.217、1本塁打、4打点に終わった。
昨季交流戦でセを圧倒したパは1億円以上のアップが5人(五十嵐、松田、柳田、日本ハム・増井浩俊投手、大谷翔平投手)とセの2人を大幅に上回った。今季はどの選手が飛躍を果たすのか。勢いに乗る若手選手のさらなる躍進、また、昨季苦渋を舐めた選手たちの復活にも期待したい。
※金額は推定、データはスタッツ・ジャパン提供。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count