日ハム大谷、“超スロースタート”の狙いは? 「今できる1番ベストの選択」

体重は「95キロくらい」がベスト

 さらに、オフ期間中に1日7食の食生活に加え、レンジャーズ・ダルビッシュ有と筋力トレーニング。11月下旬から体重7、8キロ増の人生初めてとなる100キロの大台に乗せた。毎日体重計に乗り、現在は96、97キロとなった。急激な体重の増減はスロー調整に関係あるのか。

「100キロになったと言っても筋肉量は4、5キロぐらい。最終的には95キロぐらいがベストかと思っています。2週間で4キロ減っただけなので、すごいペースで落ちているわけではないので問題ない」

 今年3月25日のロッテとの開幕戦(QVCマリン)でも開幕投手の最有力候補と期待されている。アリゾナで見せる姿はエースとしての余裕なのか。

「4年目ですし、経験値があるわけではない。1日1日、頑張っていくのが基本と思っている。自分は全部が全部、思い切り投げるだけでは頑張っているとは言わない。今できる1番ベストの選択をするのが頑張っていることと思っている。そこだけ間違えないようにやっていきたい」

 21歳とはいえ、大谷の野球への取り組み方、考え方はすでに超一流クラス。16年は昨季を上回る圧倒的な投球を期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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