俊足だけではない 巨人ドラ2・重信の秘めたる魅力とは?

上々のスタートを切ったGルーキー3選手

 巨人で1軍キャンプスタートとなった新人3選手の評価が高い。ドラフト1位の桜井俊貴投手(立命館大)、重信慎之介外野手(早稲田大)、中川皓太投手(東海大)の3選手である。

 桜井は即戦力ルーキーとして期待される右腕。2月1日のキャンプ初日に注目が集まる中、ブルペンに入った。約40球、ほとんどがストレート。指先の感覚を確かめるように投げた。

 コントロールが良く、バラつきが少ない、まとまった印象。まだ始まったばかりであるため、これで活躍間違いなしと判断するのは時期尚早だが、崩れない、自滅しないというポテンシャルは示した。同じく中川も同日にブルペン入り。こちらは変化球中心に約60球。剛と柔を使い分ける巧みな投球術で先発でも中継ぎでも使えそうな存在だ。

 もう1人の新人、重信の評価が高い。初めてのキャンプながら「考えてバッティングをしている」とチーム関係者の目を奪っている。50メートルを5秒7で走ると言われている俊足が話題となっていたが、フリー打撃ではボールを打ち分け、打てない球をがむしゃらにスイングしようとはしない。打撃には確実性があり、自分の役割、持ち味をわかっているようである。

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