俊足だけではない 巨人ドラ2・重信の秘めたる魅力とは?

学生も引き付けた重信の言葉

 重信の魅力は足、打撃と来たが、生き方や考え方も特有のものがある。入団が決まった後のこと。学校関係者に頼まれ、母校・早稲田実業で生徒たちへの講演を依頼された。その時、学生は重信の言葉に魅了されたという。

「散る桜 残る桜も散る桜」

 江戸時代の僧侶で歌人の良寛の詩で、同じように咲き誇る桜でも、やがては散る運命にあるという意味のもので、太平洋戦争の攻撃部隊「神風特攻隊」の人員の遺書にあった言葉としても知られている。重信はこれを生徒たちに残したという。いくら新人とはいっても、やがては自分もいつかは引退をする。今この瞬間を無駄にはせずに戦っていくという強い意志の表れでもある。

 キャンプは第1クール。まだ、桜のつぼみ段階ではあるが、もしかしたら大輪の花を咲かせる存在になるかもしれない。2人のルーキー投手だけでなく、22歳の外野手も実戦を見るのが楽しみな存在だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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