逆襲狙う球団の筆頭にマリナーズ 鍵は「岩隈が安定した成績を残すこと」!?
イチロー所属のマーリンズも
「シーガー、イワクマ、そして若手遊撃手であるマルテが安定した成績を残すこと」
打線ではカノ、クルーズとともに主軸を任されるシーガー、先発投手ではヘルナンデスに続く2番手の岩隈が鍵を握ると言及。岩隈は昨年、右広背筋を痛めて長期離脱しただけに、今季はシーズンを通しての活躍が求められる。
3つ目は「ヘルナンデス、岩隈に続くローテーション投手の安定」を挙げている。「2枚看板」が成績を残すことは大前提となるだけに、ローテーション3番手以降のマイリー、カーンズ、ウォーカー、パクストンらの奮起に期待。「プレーオフ進出を果たすか、逃すか、その命運を握っているともいえる」と分析している。
そして、マリナーズに続いて名前が挙げられているのは、上から順番にアスレチックス、ダイヤモンドバックス、マーリンズ、ホワイトソックス、レイズの5チーム。ドジャースからFAとなったグリンキー、ブレーブスからトレードでミラーを獲得したダイヤモンドバックスは「2人が合計60試合以上に先発すること」などがキーポイントとなっている。
さらに、イチロー外野手が所属するマーリンズについては、「(主砲の)スタントンと(エースの)フェルナンデスという『2人のスーパースター』を擁している数少ないチームの一つだ。マーリンズの問題点はこの2人が同時にフィールドにいることができていないこと。 2人が健康なシーズンを過ごすことが、マーリンズの第一のゴールとなり、それが実現した場合、好要素が後からついてくる」と指摘。また、「イエリッチとオズーナが安定した成績を残すこと」も鍵とされている。今季も4番手の外野手を任されるイチローが、バックアップとして若手選手を支える態勢が望ましいと見られているようだ。
岩隈だけでなく、青木も加入したことで、日本での注目度はさらに上がるマリナーズ。2人の活躍で、2001年以来のプレーオフ進出を果たすことは出来るだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count