米野球誌がキャンプ中の日ハム大谷“徹底解剖” 「世界で最も才能ある一人」

投手・打者の両方で高い評価、ダルビッシュの背番号11を受け継いだことも紹介

 大谷は現地で行ったフリー打撃で、パドレス関係者に衝撃を与えた。メジャー通算通算1713安打、打率2割9分5厘をマークしたマーク・ロレッタ氏(ベースボールオペレーション特別補佐)は「才能あふれる打撃とパワーは素晴らしい。投手だけに専念させるのはもったいない」と絶賛。同誌も「軽く打ったように見えるボールが右中間・左中間のフェンスを軽々と柵越えしていった」と記事で記している。

 さらに、投手としてスカウト陣から極めて高い評価を受けていることを伝えた上で「彼の投球内容は年々進化している」と言及。昨季は15勝、防御率2.24、196奪三振を記録したことを振り返り、「直球はコンスタントに90マイル後半(150キロ台後半)を記録し、かつて日本とMLBでプレーしたマーク・クルーンと並び日本最速となる101マイル(約163キロ、実際には162キロ)をマークしている」と特筆。スライダー、フォーク、カーブといった球種を持つことにも触れている。

 では、同誌の記者は大谷の投球を実際にどう見たのか。2度のブルペンから「完成されたフォームであり、なおかつ強さを加えられるものだ」と答えを導き出している。実際の大谷からも確かな実力を感じたようだ。

 記事ではさらに、大谷の背番号11はかつてダルビッシュ有(レンジャーズ)が付けていたことにも言及。「ダルビッシュ投手は非常に有名な投手です。自分がチームに加入した際、とても誇りに感じました。その一方で彼の背番号を引き継ぐことに少し不安も感じましたが、今は気に入っています」という本人のコメントも紹介している。

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