「佑樹は分かってる」 日ハム栗山監督が3回3失点の斎藤に感じた復活の兆し
「一番怖いのは球がいかないこと。そこのところは大丈夫だと感じた」
「とにかくストライクを先行させる意識をすごく感じた。(栗山監督から斎藤へ)『いつも打者へ1ボールから入って、フルスイング出来る状況を作っちゃいけない』と言ってきた。なんとかしようという意思を感じたけど、そのボールをどこに投げるのかが大事。そのことを佑樹が分かりながら投げているが、こういうこともある。一番怖いのは球がいかないこと。そこのところは大丈夫だと感じた」
ただ、今季は投手陣へチーム内の競争を促している。当然、結果には納得はしていない。
「何度も言うように今年は競争。結果が出た人が投げてもらう。チームの組織として、先発ローテを並べた時にタイプが違う投手と考えるけど、まずは結果が残らないと勝負にならない。ただ、1回(打たれただけ)では、どうのこうのということはない」
就任1年目でリーグ優勝した12年は斎藤に開幕投手を任せた。先発ローテーション候補には大谷翔平、吉川光夫、メンドーサ、有原航平、新外国人のマーティンらがいるが、斎藤佑樹の復活を誰よりも待ち望んでいる。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count