もしもパ・リーグだけで「野球日本代表U-23」組んでみたら…
投手陣は有望株揃い
投手陣は北海道日本ハム・大谷翔平(1994年7月5日生)、そして福岡ソフトバンク・武田翔太(1993年4月3日生)という文句なしの二本柱が担う。昨シーズンの実績について説明不用な2投手は、いずれも昨年秋のプレミア12でも代表入り。侍ジャパントップチームの中でも、すでに中心選手として実績を残している。
この二本柱の脇を固めるのは、北海道日本ハム・上沢直之(1994年2月6日生)、楽天・釜田佳直(1993年10月26日生)、埼玉西武・高橋光成(1997年2月3日生)といった、一軍での実績を残している投手たちとなる。また、まだ年齢的に救援に専念している投手は少ないが、福岡ソフトバンク・千賀滉大(1993年1月30日生)、そして楽天・松井裕樹(1995年10月30日生)という、経験を積んだ2投手がブルペンに控えており、心強い。
さらに一軍で実績は残していないものの、二軍で実績を重ね、今後の飛躍が期待される投手も陣容に加わる。昨年一軍初登板・初先発・初勝利を果たし、飛躍が期待される楽天・安樂智大(1996年11月4日生)、昨年イースタン・リーグの最多勝に輝いた埼玉西武・誠(1994年7月23日生)、そしてイースタン・リーグ優秀選手賞を受賞するなど、千葉ロッテの成長株として期待が高まる二木康太(1995年8月1日生)がその面々だ。
実績ベースで編成してくると、ここまで左投手が松井裕しかいないことに気づく。そこで、バランスを考慮し、プロでの実績は未知数ながら、明治大時代に先発としてもリリーフとしても活躍した、北海道日本ハムのドラフト1位・上原健太(1994年3月29日生)を入れておきたいところ。さらに先々を見据えたいわゆる「飛び級枠」として、千葉ロッテのドラフト3位・成田翔(1998年2月3日生)も入れてしまう。
ここまで12名、投手陣は残り1枠。ここは埼玉西武の背番号18をいきなり背負うなど期待値が高い、ドラフト1位・多和田真三郎(1993年4月13日生)を入れて、その可能性に懸けたい。