もしもパ・リーグだけで「野球日本代表U-23」組んでみたら…

打撃陣も成長株の粒ぞろい

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パ・リーグTV選出による「野球日本代表U-23」メンバー(野手)

 打線で中心となりそうなのは、埼玉西武・森友哉(1995年8月8日生)、北海道日本ハム・近藤健介(1993年8月9日)のコンビ。やはり2選手とも一軍主力として、バリバリ活躍している。森は高卒2年目ながら、昨年DHを中心に出場して17本塁打を記録し、打線に欠かせぬ存在に。近藤もリーグ3位の打率.326を残していて、北海道日本ハムの中軸を託されている。

 守備別に見ていくと、捕手はこの二人に加えて、昨年一軍で117試合に出場した千葉ロッテ・田村龍弘(1994年5月13日生)がいる。昨シーズンの盗塁阻止率は12球団トップの.429。捕手をこの田村に任せることで、森はDH、近藤は三塁手と、それぞれ打撃に専念するポジションに回すことが可能となるため、第2捕手として、昨年一軍で27試合に出場した北海道日本ハム・石川亮(1995年7月20日生)を置いておきたい。

 内野は、捕手登録の近藤を三塁手に回す形として、北海道日本ハムの松本剛(1993年8月11日)、渡邉諒(1995年4月30日生)といった、ファームで着実に実績を積んでいる2選手を入れたい。ここに守備力のある埼玉西武・永江恭平(1993年5月7日生)、楽天のドラフト2位・吉持亮汰(1993年11月4日生)が食い込む形になりそうだ。さらに、即戦力としての活躍にも期待が高まりつつある、千葉ロッテのドラフト1位・平沢大河(1997年12月24日生)も呼んでしまおう。

 ここまで来ると、一塁手専門の選手がいないため、2014年のフレッシュオールスター優秀選手に輝いた、オリックス・奥浪鏡(1995年8月29日生)を入れて打線に厚みを加えておきたい。

 外野では、オリックス・駿太(1993年3月5日生)、福岡ソフトバンク・上林誠知(1995年8月1日生)、そして北海道日本ハム・淺間大基(1996年6月21日生)が当確と言える形になりそうだ。中でも、中心となりたいのは、すでにプロ入りからの5年間で441試合に出場したオリックス・駿太。俊足を生かした広い守備範囲、そして強肩はリーグでもトップクラスだ。次点は、プロ初本塁打が満塁本塁打となり、二軍でも首位打者と最多盗塁の二冠を獲得した上林、そして高卒1年目ながらサヨナラ打を記録するなど勝負強さを見せ、守備でも強肩ぶりを見せつけた淺間も、その強心臓ぶりを国際舞台で見せたいところだ。

 あとは昨年の対左投手打率.314の左キラー、北海道日本ハムの石川慎吾(1993年4月27日)、さらにオリックスのドラフト1位・吉田正尚(1993年7月15日生)も大砲候補として帯同させたい。

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