亡命報道のグリエル、ヤンキース入りも? NY地元紙「争奪戦に参戦する」
三塁が手薄なヤンキース、スカウトも「長年グリエルに注目していた」
一方、ヤンキースもグリエルを高く評価しているという。「ニューヨーク・ポスト」は「キャッシュマンGMはグリエル兄弟に関してコメントを残してはいないが、ヤンキースの国際スカウティング・ディレクターのドニー・ローランド氏が長年グリエルに注目していたと、他球団の関係者は語っている」と伝えた。
記事では、ヤンキースの正三塁手であるチェイス・ヘドリーが昨季は不振に苦しんだことにも触れ、「チームのマイナーでは三塁手が手薄となっている」とも指摘。グリエルはフリーエージェントの扱いとなるため、「MLB30球団は制限なくグリエルとの契約交渉に挑むことが可能」だとして、「エイドリアン・ベルトレ(レンジャーズ)やボビー・グリッチ(元オリオールズ、エンゼルス)といった名三塁手が引き合いに出されていることから、多くの球団が関心を示すだろう」と争奪戦を予想している。
グリエルは2014年5月にDeNAに加入。昨年もプレーする予定だったが、負傷を理由に来日せず、DeNAから契約を解除されていた。メジャーでプレーすることが夢だと語り続けてきた強打者は、ピンストライプのユニホームを着ることになるのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count